活動報告

習志野市PTA連絡協議会の活動報告

令和7年度習志野市PTA連絡協議会(市P連)第2回会長会が開催されました。本会議では、今後の活動方針や組織運営に関する重要な報告と審議が行われ、特に市PTA活動のあり方について深く議論されました。本記事では、この度の会長会で共有された主要な議題、特に教育現場の現状、11月の特別講演会、そして県PTA(県P)への対応に関する審議の詳細について、詳しくお伝えします。

【冒頭の挨拶と教育現場の現状】

開会にあたり、市P連 大村会長からは、9月に開催されたバレーボール大会について、市長、議長、教育長、そして校長先生方など、多くの皆様が暑い中ご出席くださったことへの感謝が述べられました。また、市P連は11月の講演会に向けて教育委員会の方々と調整を進めているとのことです。

小中学校長会長の野村校長からは、9月9日、17日に行われたPTAバレーボール大会について、保護者と先生方が笑顔と本気度をもって戦う「いい大会」であったとの感想が寄せられました。上位4チームが習八大会に進出することが報告されました。

一方で、夏休み期間中、大きな事故・事件の報告はなかったものの、昨年度よりも暑い日が続き、熱中症による救急搬送や、教育課程外での児童生徒の自転車事故・交通事故の報告が上がっていることへの懸念が示されました。

また、11月8日に津田沼小学校体育館で行われる「特別講演会:非認知能力の育て方」に教育関係者が注目しているコメントされました。

非認知能力が現在、教員の間でも注目されていると説明されました。能力は「認知能力」(テストで数値が図れるもの、知識、IQなど)と「非認知能力」(思いやり、協調性など、数値で測れないが、生きる上で非常に大事な部分)の二つに分けられます。現行の学習指導要領にも非認知能力を育むことが盛り込まれており、今後の改訂でもこの分野は入ってくるだろうと、校長会や校内でも話題になっているそうです。各学校の教頭や教諭に広く周知し、多くの参加を促したい意向が示されました。

この講演会は、教育委員会(社会教育課)の協力のもと準備が進められており、現在、広報誌や習志野市公式LINEでの配信、市内教育関係機関(幼稚園、保育園、小中高校)へのフライヤー配布を進めています。また、小中学校に対しては「tetoru」で配信される予定です。

市P連は、この講演会について、「大人こそ非認知能力を高め、子どものロールモデルになるのが、子どもの非認知能力を高める一番手っ取り早い方向ではないか」と考え、多くの参加を呼びかけています。

【習志野市教育委員会からのご挨拶】

社会教育課の河栗課長からは、11月の講演会への協力が改めて表明されるとともに、秋は社会教育の時期として、各地で文化祭が始まることが報告されました。10月3日から5日には菊田公民館と袖ヶ浦公民館で、また、プラッツでは10月17日から19日までの3日間、市民ホールでの音楽発表を含む大規模な文化祭が開催されます。さらに11月2日、3日にはプラッツの6周年記念行事が予定されており、市民の来場が呼びかけられました。

学務課の寺嶋課長からは、教職員の人事について担当していることが説明され、市内小中学校の先生方の約6割が20代から30代の若手であるという現状と、今年度は新規採用の先生が例年より多い約40人配置されていることが報告されました。若手教員が半年を終える頃に抱えるかもしれない悩みに対し、PTAの方々からの温かい言葉かけや励ましをお願いしたいと述べられました。

【組織運営の改善とルールの整備】

1. 役員への特典に関するアンケート
第1回座談会で、PTA役員・執行部に対する特典の有無について質問が出たことを受け、市P連はアンケートを実施する方針を決定しました。特典の有無は、役員を担う方を増やすことに繋がる可能性があるため、アンケートを通じて各学校の状況を共有し、参考にできる点を探る狙いがあります。

2. 市P連ホームページのリニューアル
市P連は、11月の講演会案内などを掲載するため、10月上旬の開設を目指し、ホームページ制作会社と連携しながら制作しています。サンプルの確認や意見交換を実施しました。

3. 入会・退会規則の整備
市P連規約の改正案(叩き台)が示されました。これは日本P連の定款や他市のPTA規約を参考に作成されたもので、主な変更点は以下の通りです。
• 会員資格の明確化: 会員を単位PTA(団体会員)とする形を採用。
• 入会規定: 入会申込書の提出と会長会の承認があれば、会費資格が自動継続されることを明記。
• 退会規定: 年度途中での退会は認めず、退会届は年度末の1ヶ月前(2月末)までに提出することとした。
• 除名規定: 習志野P連では強制的な除名は考えにくいため設けず、代わりに「資格喪失」の規定を第8条に入れた。
• 理念の追加: すでに休会扱いとなっているPTAとの兼ね合いを考慮し、市P連の事業は「全ての子どもたち」のために行うという文言を第2条に追加した。

4.最重要審議:県P連からの退会について
今回の会長会のメインテーマは、県Pからの退会についてでした。座談会では、基本的に県P活動に肯定的な意見が多かったものの、退会に関する以下の3点の懸念が示されました。

懸念1:保険(サイバー保険等) PTA活動に関する個人情報保護のための保険について、県Pを退会した場合の扱いが懸念されました。
• 回答: 市P連が団体保険として取りまとめることで、市P連に加入している単位PTAは、同様の保険(サイバー保険および総合保険)に加入できる可能性が高いことが、保険会社とのやり取りにより確認されました。

懸念2:バレーボール大会 県Pを退会すると、県大会への出場をかけた習八大会がなくなることへの懸念がありました。
• 回答: バレーボールの運営には部員ではない方も関わっており、現状、他の活動に負担がかかっている実態があることが指摘されました。負担軽減を図る活動は進行中ですが、市P連として、習八大会に代わる大会を新たに主催することは、現状の負担増を考慮すると難しいとの見解が示されました。県Pに加盟していないと県大会に出場できないため、習八大会も存続する保証はない状況です。

懸念3:現状維持(会議の欠席など)の可能性 県Pを退会せず、市P連会長が県Pの会議を全て欠席するなどして現状維持することはどうか、という意見がありました。
• 回答: 毎回欠席は可能だが、県Pの委員会活動の負担を他の市に負わせることになり、習志野市の代表として適切ではないという問題が指摘されました。また、県Pへの年会費として年間約27万円を納めており、全く関わらない団体にこの費用を納め続けることは、保護者や教職員に説明がつかない。これらの理由から、「現状維持」は現実的ではないとの意見が示されました。

市P連は、県Pからの退会検討の前提として「県Pの活動に否定的な意見で退会するのではない」ことを明確にしました。目的は、市P連の活動に時間と労力を費やし、行政や先生方との繋がりを活かして、習志野市のPTAをより良くし、保護者が参加しやすい団体に変えていくことにあると説明されました。

校長会代表経験者へのヒアリング結果も共有されました。教職員からは「県Pを退会しても直接的な不利益は生じない」という見解が示されており、校長会としては、市P連の決断であればその判断を尊重する、との意見をいただいていることが報告されました。

最終的に、この議題について単位PTA会長による採決が行われ、賛成多数により、県Pからの退会に向けて進めることが決議されました。
なお、県Pには退会の規定がないため、今後どのような流れになるかは現時点では不透明であり、採決が直ちに絶対的な退会を意味するわけではないことが補足されました。

【今後の予定と行政との連携】

1. 意見交換会 (日程未定)市P連は、市長、議長、教育長、担当課長など市の幹部が出席する「意見交換会」を開催予定です。この会は、市P連の意見を市のトップに直接伝え、市の改善を促す実行性のある場となっており、昨年度は体操服の記名を廃止する方向で動くきっかけとなった成功例が紹介されました。
今後、この意見交換会に向けたアンケートが実施されるため、全体に関わる改善に繋がるような意見の協力を求められました。

2. 補導委員の選出 単位PTAにおいて令和8年度の役員選出の準備が始まる中、補導委員の選出について不明点や悩みがあれば、市P連を通じて状況を伝えることが可能であると案内されました。

3. 今後の日程 今後の主な日程として、11月8日の講演会と、11月28日に第2回座談会が予定されています。

以上で、令和7年度習志野市PTA連絡協議会第2回会長会は終了となりました。今回の会議は、習志野市PTAが将来にわたり持続可能で、地域の子どもたちにとって最善の活動を行っていくための、大きな一歩になったと思います。

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